GO!GO!L'ATALANTE!!

ゴー!ゴー!アタラント号!! 映画☆おにいさんのBlog

【告知】映画おにいさんのシネマ・カフェ vol.13「帽子」

日射しを防ぐために頭に被る装身具として以上に、 お洒落であったり、個性を強調するためのものである帽子。 映画の中にも帽子はたくさん出てきます。 象徴的な意味を帯びてしまうものであるゆえに、 本来の用途でない使われ方をされたとき、 つよく印象に残…

映画☆おにいさんのシネマ・カフェvol.11「傘」

本日はお集まりいただきありがとうございます。 今回のテーマは「傘」です。雨具としての傘は、梅雨のこの時期はよく使いますね。女性の方は春夏にかけて日傘を使われる方もおおいのではないでしょうか。このような身近な道具の傘が映画ではどのように用いら…

【告知】映画おにいさんのシネマ・カフェ vol.12「平手撃ち」

「平手撃ち」。つまり、ビンタです。通常ビンタすること、されることは滅多にありません。それが為されるときは感情が昂ったときが多く、ビンタのあと、関係性ががらりと変わってしまうことがしばしばです。このように、強いインパクトをもつ「平手打ち」。…

映画☆おにいさんのシネマ・カフェ vol.10「椅子」

本日はお集まりいただきありがとうございます。 今回のテーマは「椅子」です。最初に自己紹介と椅子に対するイメージを参加者の皆様に伺った際、椅子は”座る”ものであり、それが長時間に渡ると”腰痛を引き起こし”たり、そこから”身体を拘束するもの”といった…

【告知】映画☆おにいさんのシネマ・カフェ vol.11「傘」

棒状のかたちから瞬時に空間的な膨張をみせる傘は、 日光、雨、雪などから身を防ぐだけでなく、 視界を遮るものとしての機能もあります。 たとえばミャンマーでは、恋人たちは、デートするとき、 性的に保守的な社会から隠れるため、 雨も降っていないのに傘…

【告知】映画☆おにいさんのシネマ・カフェ vol.10「椅子」

腰を落ちつかせ座るための台、とひとまず定義されうる「椅子」は、私たちの生活の中に当たり前のように組み込まれています。それを意識することの方が、私たちの生活においてめずらしいかもしれません。しかし「椅子」という装置にいったん眼を向けると、そ…

【告知】映画☆おにいさんのシネマ・カフェvol.9「平手打ち」

とくべつな道具が要らないこの原始的な暴力は、ふだんの生活のなかで、親から子へ躾のためになされることもあるでしょうし、恋人同士が、喧嘩の際、相手の無理解に憤ってなされることもあるでしょう。 接吻よりは遠く、しかし手が届く範囲からのみ繰り出され…

【告知】映画☆おにいさんのシネマ・カフェ vol.8「並ぶこと」

並ぶこと 異なる人間が、向かい合うのではなく、ただ並んで、同じ方向を向き、ただ視線を投げかける。それだけで感動的であることが映画にはよくあります。 あれだけ自在に動き回っていた登場人物が他者と並んで歩くとき。あんなに喧嘩ばかりしていた二人が…

映画☆おにいさんのシネマ・カフェ vol.7「本のある場所」

本日はお集まりいただきありがとうございます。映画☆おにいさんのシネマ・カフェ第7回「本のある場所」にお集まりいただきありがとうございます。今回、水曜文庫さんでシネマカフェを行うことになりましたので、店主の市原さんと相談しまして「本のある場所…

映画☆おにいさんのシネマ・カフェ vol.6「駆ける」

本日はお集まりいただき、ありがとうございます。今回のテーマは「駆ける」です。「走る」ってことですね。人間の基本動作の一つではあるけれども、ふつう人が走ることはあまりないですね。なぜならば、その前段階の「歩く」よりも疲れるからです。多くのエ…

【告知】映画☆おにいさんのシネマ・カフェ vol.7「本のある場所」

テーマ『本のある場所』 ジャン・ルノワール、ハワード・ホークス、ジャック・ドゥミ、フランソワ・トリュフォー、ジャック・リヴェット、エリック・ロメール、ジャン=リュック・ゴダール、ヴィム・ヴェンダース、ホウ・シャオシェン...その他多くの映画監…

『断層紀』上映会@カフェ・うーるー

11月17日、静岡県三島市源兵衛川沿いの時間がゆったりと流れ、通常のカフェ営業の他イベントも行っている、文化的にも非常に大らかな雰囲気のカフェ・うーるーさんにて、映画『断層紀』の上映会が行われた。 上映会当日、三島駅に到着し、主催者である「…

【告知】映画☆おにいさんのシネマ・カフェ vol.6「駆ける」

わたしたちは日頃移動します。 たとえば、映画を観るために映画館へ。 たとえば、仕事をするために職場へ。 たとえば、一日の終わりに喫茶店へ。 わたしたちは、起きてから寝るまで 常に移動しつづけていると言えるでしょう。 もっと言えば、寝ているときで…

青い青い海(1935)

A.Sプーシキンの民話『漁師と魚の物語』の冒頭部から取られた、お伽話のような『青い青い海』というタイトルがついたボリス・バルネット監督の映画は、極めて無意識的な欲望「見ること」を可視化させてしまった作品の一つだ。 本来であれば、ただの海の映像…

紀行映画『断層紀』上映会のトークゲストとして出演します

11月17日(月)に紀行映画『断層紀』の上映会でトークゲストとして波田野州平監督とトークします。ぜひご来場くださいませ。場所は、先日シネマカフェをさせていただいたカフェうーるーさんです。以下、イベント詳細です。 ※ ※ 11月17日(月)三島市の源兵衛川の…

報告:登山の映画史

本日は、映画☆おにいさんのシネマ・カフェ第三回「登山の映画史」にお集まりいただきありがとうございます。毎回、映画を観て楽しく感想を話し合うことを目指してやっています。今回のテーマは「登山の映画史」としました。これは「三島」という場所が富士…

映画☆おにいさんのシネマ・カフェvol.4,5

vol.5「エドガー・G・ウルマー」終了しました エドガー・G・ウルマーという『黒猫』や『恐怖のまわり道』によって知られている映画監督は、低予算・早撮りという過酷な状況下で映画を撮っていた映画監督である。 一方現在を自主映画製作が簡単にでき、映画…

報告 8月30日 映画☆おにいさんのシネマ・カフェvol.2「ハルーン・ファロッキ追悼イベント

上映作品は『この世界を覗くー戦争の資料から(世界の映像と戦争の刻銘)』。 波、光の屈折、眼球、測量とある種のギャグのようにフォルムの類似性により語られていくが、画面を追っていけばそれらのテクノロジーは相似形であることに気づく。啓蒙という言葉…

告知 9月28日(日) 映画☆おにいさんのシネマ・カフェvol.3「登山の映画史」

山は、単なる"地形が隆起している場所"と片付けられるものではありません。富士山を考えると分かりやすいですが、山は、地域のシンボルとして、また信仰の対象として、わたしたちの中に長く存在してきました。平地とは異質な場所として、わたしたちは山を見…

告知 映画☆おにいさんのシネマ・カフェvol.2「ハルーン・ファロッキ追悼イベント『みるもの、みえるもの、みられるもの』

2014年7月30日にドイツの映画監督のハルーン・ファロッキが亡くなりました。ファロッキ監督の作品の多くは、アーカイブ映像等、監督が撮影に関わっていない映像によって構成されています。既存の映像(=イメージ)を引用・分析してつくられるファロッキ監督の…