GO!GO!L'ATALANTE!!

ゴー!ゴー!アタラント号!! 映画☆おにいさんのBlog

告知

映画☆おにいさんのシネマ・カフェ vol.27 小津安二郎の「追っかけ」 part 1

今回のテーマである「追っかけ」は、有名人などを移動先まで追っかけていく熱狂的なファンのことではなく、AがBを追跡する「追っかけ(チェイス)」です。 小津安二郎監督は映画の発展について以下のように語っています。 映画というものはごく最近育ったも…

【ZINE】ATALANTE TRIANGLE vol.2

ZINEをだします。 ATALANTE TRIANGLE vol.2 ・目次 折り紙のクジラ 間宮 緑映画と家の日記 斗内 秀和映画☆おにいさんのシネマ・カフェ 番外編 vol.2「見上げる」 内山 丈史 ・価格 500円 ・発売日 2022年4月1日(金) ・執筆者間宮 緑 1985年生まれ、山羊座 …

【ZINE】ATALANTE TRIANGLE vol.1

ZINEをだします。 ATALANTE TRIANGLE vol.1 ・目次壁に頭をぶつけるまで(森﨑東について) 中山 洋孝マコーさんの日記 西川 泰功映画☆おにいさんのシネマ・カフェ 番外編 vol.1「撫でる」 内山 丈史 ・価格500円 ・発売日2021年2月14日(日) ・執筆者 中山…

映画☆おにいさんのシネマ・カフェvol.21「マノエル・ド・オリヴェイラ」

2015年に106歳で亡くなられたオリヴェイラ監督の映画を観ながら、映画について話し合いましょう。 日時:2月25日(土)18:00〜 場所:水曜文庫 〒420-0839 静岡市葵区鷹匠町2丁目1の7 つるやビル1F 参加費:一般 800円 学生 500円 …

【告知】映画☆おにいさんのシネマ・カフェvol.20「目覚める」

テーマ:目覚める 眠りから覚めて、身体を起こす。このような運動としての「目覚める」もあれば、本来の自分に立ち返る「目覚める」もあります。また、いままで見過ごしていた物事に”気付く”ときにも、人は目覚めます。このような精神的な「目覚める」ことも…

【告知】映画☆おにいさんのシネマ・カフェ vol.17「拾う」

テーマ:拾う落ちているものを拾う。映画において、この単純な行為は、思ってもみなかった事件を引き起こしたり、登場人物らの関係性をがらっと変えてしまうことがあります。それは、拾う本人の意思と関係ありません。それどころか拾ったことを意識していな…

【告知】映画☆おにいさんのシネマ・カフェ vol.16「橋」

テーマ:橋 「このはし わたるべからず」 一休さんは言葉の意味を捉えなおして、 橋の「端」ではなく「真ん中」を歩いてみせました。 一休さんは「真ん中」を強調することで、 意識的に、「端」の存在を消したのです。 そうすることで「橋」を渡ることができ…

【告知】映画☆おにいさんのシネマ・カフェ vol.15「倒れる」

テーマ:倒れる わたしは何もないところでよくコケます。そんなときは恥ずかしくてたまりませんが、それを見た周りの方々は笑いこそすれ「映画的だ」と思うことはないでしょう。しかし、映画では、喜劇俳優がバナナの皮で滑ったり、銃弾を受けた俳優が倒れた…

【告知】映画☆おにいさんのシネマ・カフェ vol.14「コロス」

今回のテーマは、「殺す」ではなく、コーラスの語源である「コロス」です。 コロスは、古代ギリシャ劇に出てくる合唱隊のことです。 コロスは、ときに踊ったりしながら、劇中場面の説明や登場人物の心境、観客の共感や反感を歌っていました。 長い歴史を持つ…

【告知】映画おにいさんのシネマ・カフェ vol.13「帽子」

日射しを防ぐために頭に被る装身具として以上に、 お洒落であったり、個性を強調するためのものである帽子。 映画の中にも帽子はたくさん出てきます。 象徴的な意味を帯びてしまうものであるゆえに、 本来の用途でない使われ方をされたとき、 つよく印象に残…

【告知】映画おにいさんのシネマ・カフェ vol.12「平手撃ち」

「平手撃ち」。つまり、ビンタです。通常ビンタすること、されることは滅多にありません。それが為されるときは感情が昂ったときが多く、ビンタのあと、関係性ががらりと変わってしまうことがしばしばです。このように、強いインパクトをもつ「平手打ち」。…

【告知】映画☆おにいさんのシネマ・カフェ vol.11「傘」

棒状のかたちから瞬時に空間的な膨張をみせる傘は、 日光、雨、雪などから身を防ぐだけでなく、 視界を遮るものとしての機能もあります。 たとえばミャンマーでは、恋人たちは、デートするとき、 性的に保守的な社会から隠れるため、 雨も降っていないのに傘…

【告知】映画☆おにいさんのシネマ・カフェ vol.10「椅子」

腰を落ちつかせ座るための台、とひとまず定義されうる「椅子」は、私たちの生活の中に当たり前のように組み込まれています。それを意識することの方が、私たちの生活においてめずらしいかもしれません。しかし「椅子」という装置にいったん眼を向けると、そ…

【告知】映画☆おにいさんのシネマ・カフェvol.9「平手打ち」

とくべつな道具が要らないこの原始的な暴力は、ふだんの生活のなかで、親から子へ躾のためになされることもあるでしょうし、恋人同士が、喧嘩の際、相手の無理解に憤ってなされることもあるでしょう。 接吻よりは遠く、しかし手が届く範囲からのみ繰り出され…

【告知】映画☆おにいさんのシネマ・カフェ vol.8「並ぶこと」

並ぶこと 異なる人間が、向かい合うのではなく、ただ並んで、同じ方向を向き、ただ視線を投げかける。それだけで感動的であることが映画にはよくあります。 あれだけ自在に動き回っていた登場人物が他者と並んで歩くとき。あんなに喧嘩ばかりしていた二人が…

【告知】映画☆おにいさんのシネマ・カフェ vol.7「本のある場所」

テーマ『本のある場所』 ジャン・ルノワール、ハワード・ホークス、ジャック・ドゥミ、フランソワ・トリュフォー、ジャック・リヴェット、エリック・ロメール、ジャン=リュック・ゴダール、ヴィム・ヴェンダース、ホウ・シャオシェン...その他多くの映画監…

【告知】映画☆おにいさんのシネマ・カフェ vol.6「駆ける」

わたしたちは日頃移動します。 たとえば、映画を観るために映画館へ。 たとえば、仕事をするために職場へ。 たとえば、一日の終わりに喫茶店へ。 わたしたちは、起きてから寝るまで 常に移動しつづけていると言えるでしょう。 もっと言えば、寝ているときで…

紀行映画『断層紀』上映会のトークゲストとして出演します

11月17日(月)に紀行映画『断層紀』の上映会でトークゲストとして波田野州平監督とトークします。ぜひご来場くださいませ。場所は、先日シネマカフェをさせていただいたカフェうーるーさんです。以下、イベント詳細です。 ※ ※ 11月17日(月)三島市の源兵衛川の…

映画☆おにいさんのシネマ・カフェvol.4,5

vol.5「エドガー・G・ウルマー」終了しました エドガー・G・ウルマーという『黒猫』や『恐怖のまわり道』によって知られている映画監督は、低予算・早撮りという過酷な状況下で映画を撮っていた映画監督である。 一方現在を自主映画製作が簡単にでき、映画…

告知 9月28日(日) 映画☆おにいさんのシネマ・カフェvol.3「登山の映画史」

山は、単なる"地形が隆起している場所"と片付けられるものではありません。富士山を考えると分かりやすいですが、山は、地域のシンボルとして、また信仰の対象として、わたしたちの中に長く存在してきました。平地とは異質な場所として、わたしたちは山を見…

告知 映画☆おにいさんのシネマ・カフェvol.2「ハルーン・ファロッキ追悼イベント『みるもの、みえるもの、みられるもの』

2014年7月30日にドイツの映画監督のハルーン・ファロッキが亡くなりました。ファロッキ監督の作品の多くは、アーカイブ映像等、監督が撮影に関わっていない映像によって構成されています。既存の映像(=イメージ)を引用・分析してつくられるファロッキ監督の…